チンチン電車のお嫁入り
いつもなにげなく乗っているチンチン電車この電車どこで作ってどうやって線路に乗せるの
と疑問に思ったことってないですか。その一部をここで紹介いたします。
先ずはこの上の写真のように、(東京の方にある)電車の工場から船で
大阪に運ばれてきて、港から特製のトレーラーに乗せられて堺の
花田口まで運ばれてきます。
(夜の遅い時間じゃないと電車を引っ張ったトレーラーに市内を走っていい
という許可がでないそうです)
さてここからが電車の搬入作業
先ず電車と一緒に運ばれてきた台車
(自動車で言うところのタイヤの部分)を降ろします。
一つずつ丁寧に下ろして行きます
台車の準備が終わったら、今度は車体をその上にのせていきます。
線路の中にトレーラーに引っ張られたままはいって来て、
その場で1メーター程、二台のクレーンで持ち上げます。
車体の上には
電車線(電気を電車に送る線)があるので細心の注意が必要です
この写真は、トレーラーが抜けて最初におろした台車を車体のしたに
持って行ってる所です
台車の位置を大体決めて、車体をゆっくりゆっくりおろしていきます
クレーンで吊られている電車と台車の間に人が入って色々と作業を
しています。ここまで来たらほとんど作業は終わりです。
この写真はもう普通の電車の形してるでしょう後は車庫まで
回送電車で牽引していきます。牽引する電車まで作業員が
手で電車を押していきます。
最終電車が車庫に入って電線の電気を止めてから
大体ここまで三時間半ぐらい
阪堺電車の新しい仲間が車庫に入ったら一時間もしないうちに
先輩電車たちが新しい一日を迎えます。
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